日本茶インストラクターとは?
「日本茶インストラクター」とは、日本茶の資格の名前です。
「茶ムリエ」という言い方もされています。
どういう資格かというと、日本茶について幅広い知識を持っていることを証明する資格です。
例えば、下記のような知識が挙げられます。
・効能
・美味しい飲み方
・日本茶の種類
・日本茶の収穫地
最近どんどん日本茶の人気が上がってきており、日本茶関係の仕事をしている人だけでなく、その他一般の人も取得を目指している取得なのです。
日本茶インストラクターという資格は、日本茶の普及活動を推進しているNPO日本茶インストラクター協会が認定している資格です。
日本茶についての幅広い知識、技術、教養を備えた人たちを増やすことで、普及活動の円滑化と支援を図ることを目的に創設された資格です。
日本茶が健康に良いことは研究でも証明されており、今後どんどん広まっていくと考えられます。
日本茶インストラクター試験の難易度
日本茶インストラクター試験に合格するには、一次試験の筆記試験(マークシートによる五肢択一方式)と二次試験の実技試験に合格する必要があります。
一次試験の筆記試験内容は下記のとおりです。
・お茶の歴史
・茶業概要
・お茶の栽培
・お茶の製造
・お茶の利用
・お茶の化学
・お茶の品質審査と鑑定
・お茶の健康科学
・お茶の淹れ方
・インストラクション技術
二次試験の実業試験は
・茶鑑定試験
・インストラクション実技試験
この2つになります。

二次試験の合格率は90%以上ですが、一次試験と二次試験は別日なので、筆記試験に合格しなければ受けることができません。
茶鑑定試験の具体的内容としては、様々な種類のお茶(煎茶、ほうじ茶など)の茶葉や淹れたお茶を確認し、どのお茶なのかを鑑定するという試験です。
インストラクション実技試験は、その名前の通り、試験管に対して模擬インストラクションをする試験です。
どのようにお茶の淹れ方などを指導するのかを試験管に見せるのです。
インストラクションの内容は日本茶インストラクターの通信講座のテキストに内容が記載されています。
筆記試験の対策をするには、日本茶インストラクター協会が運営している通信講座を受講する方法があります。
また、日本茶インストラクター試験は、”中級”とランク付けされており、”初級”として日本茶アドバイザーの試験もあります。
「日本茶インストラクター通信講座」を受けて修了基準に達すると、申請するだけで「日本茶アドバイザー」の資格を取得することができます。
日本茶インストラクターの資格をいずれ取ろうと考えている方は、最初から日本茶インストラクターの通信講座を受講してしまった方が効率が良いかもしれません。
日本茶インストラクターの合格率は、30%~40%です。10人中3,4人が合格できることになります。
あまり勉強をせずにどのような試験かとりあえず受けている人もいるので、しっかりと勉強すればそこまで難しい試験でもないでしょう。
しかし、日本紅茶協会が実施しているティーインストラクターという、日本茶ではなく紅茶の資格と比べると難易度はかなり上がるようです。
日本茶インストラクターは独学で合格できるのか
日本茶インストラクター試験の1次の筆記試験は先に述べた日本茶インストラクター協会が提供している通信教育のテキスト3冊の中の問題から出題されます。
1冊150ページ以上あるため、覚えなくてはいけないことはかなり多いです。
それぞれのテキストの内容は下記の通りです。
一冊目:歴史、栽培、製造
二冊目:化学、淹れ方、健康科学、利用法
三冊目:茶業、品質審査、品質鑑定、インストラクション技術
内容は多いですが、この3冊さえマスターしていれば問題なく合格することができるでしょう。
テキストの内容を確認していただくと分かると思いますが、興味を持つことができない分野も出てくると思います。
しかし、試験では幅広く出題されるので、興味がない分野を避けていると合格することはできません。
また、この3冊のテキストを使わずに独学で勉強し合格するのは非常に難易度が高くなります。
実際にこのテキストを使って独学で勉強された方の声を聞くと、1冊1ヶ月程度の時間は必要になると考えられます。
テキストさえあれば独学で勉強して合格することも難しくはないはずなので、余裕を持って半年ほど前から勉強することをおすすめします。
テキストの文字だけを読んでいてもなかなか頭に入ってこないと思うので、実際の茶葉に触れたりするなど実体験を通して知識を深めていくと良いでしょう。
日本茶インストラクターの合格率
日本茶インストラクター協会が、下記の通り過去の受験データを公表しています。
日本茶インストラクターの受験者は、これまで1万3,000人以上の方々が受験しています。
男女別では、初期の頃には男性が多くを占めていましたが、最近では女性の受験者が増えています。
日本茶インストラクター合格率は約35%、日本茶アドバイザーの合格率は約80%となっています。
普段からお茶を扱っているいわゆる”日本茶のプロで”も不合格となるケースがあるそうです。
それだけ試験内容は深いため、35%の中に入るためにも時間をかけてしっかり勉強する必要がありそうです。
受験者が最も多い都道府県は静岡県であり、2番目が東京、3番目が京都であり、東京を除きお茶に関連のある場所での受験者が多くなっています。
日本茶インストラクターの仕事の求人
日本茶インストラクターの資格を取って、日本茶に関する仕事を本業にしようとしている方もいらっしゃると思います。
日本茶インストラクター協会のHPでは、日本茶に関する仕事の求人も掲載しています。
求人数は多くはありませんが、アルバイトだけでなく正社員の求人も掲載されています。
アルバイトでは応募資格で未経験可の求人もありますが、正社員の場合の応募資格で必要なのは”日本茶アドバイザー”や”日本茶インストラクター”の資格が必要になるケースがほとんどです。
正社員で働きたいと考えている方は、資格を取ることをおすすめします。

日本茶インストラクター協会のHPで掲載している求人以外にも、日本茶に関わることができる仕事を掲載しているサイトはいくつかあり、日本茶の人気が高くなっていることも影響し求人数も徐々に増加傾向にあるようです。
日本茶インストラクターの資格を取得し、日本茶の魅力を広めていきましょう!
