お茶の雑学

日本茶の種類をまとめてみました。種類別の産地や価格もご紹介!

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日本茶の種類

お茶の種類と聞くと、頭に思い浮かぶのは、緑茶やほうじ茶、烏龍茶や抹茶などだと思います。

そして、これらのお茶は全てお茶の葉の種類が違うと思っている方が多いのではないでしょうか。

しかし、実はお茶の葉の種類は全て同じで、加工の仕方が異なります。

伊藤園さんのサイトに、非常に分かりやすくまとめられている図が掲載されていたので引用させていただきます。

お茶の種類

引用元:お茶の分類|お茶の種類|お茶百科

図を見ると、種類が多すぎて覚えられないと思いがちですが、まずは下記に分かれることを覚えると良いでしょう。

・発酵茶 → 紅茶
・半(弱)発酵茶 → 烏龍茶
・不発酵茶 → 緑茶

発酵が進むほど、色が黒っぽくなっていきます。

緑茶は鮮やかな緑をしていますが、発酵をしていないからです。

味は発酵が進むほど、深く渋い味わいになっていきます。渋さは増しますが、苦味は薄くなります。

紅茶は発酵茶ですが、紅茶の味をイメージしていただければ分かりやすいかもしれません。

一方、不発酵茶は発酵茶とは正反対で爽やかな味わいです。発酵茶が冬のイメージならば、不発酵茶は夏ですね。

緑茶は不発酵茶に分類され、色は綺麗な薄い緑色をしていますよね。

不発酵茶は、摘んだ若葉を科学的な変化をさせずに作ります。

若葉というのがポイントです。

日本茶の種類別の産地

日本茶には、四大産地と呼ばれる産地があります。

  1.  静岡茶 - 静岡県  生葉 生産量:約140,700トン(平成29年)
  2.  知覧茶 - 鹿児島県 生葉 生産量:約128,500トン(平成29年)
  3.  伊勢茶 - 三重県  生葉 生産量:約29,000トン(平成29年)
  4.  宇治茶 - 京都府  生葉 生産量:約14,200トン(平成29年)
  1.  静岡茶 - 静岡県  荒葉 生産量:約30,800トン(平成29年)
  2.  知覧茶 - 鹿児島県 荒葉 生産量:約26,600トン(平成29年)
  3.  伊勢茶 - 三重県  荒葉 生産量:約6,130トン(平成29年)
  4.  宇治茶 - 京都府  荒葉 生産量:約3,160トン(平成29年)

どれも一度は耳にしたことがあるお茶だと思います。

お茶=静岡県と言われるだけあって、生産量は断トツで1位です。

また、生葉と荒葉の違いとして、茶の樹から摘まれた葉は、いわゆる生の状態です。これを生葉と言います。

しかし、この生葉はまだ一般に販売されている、仕上げ茶と呼ばれるお茶とは少し異なります。

生葉は店頭に並ぶまでに味や香りを引き出し、保存が利くように加工されます。

この加工は、大きく分類すると下記の通り2つの工程があります。

一次加工:生葉を揉んだり乾燥させます。この工程で作られるのが荒茶(あらちゃ)です。 荒茶にする工程は、お茶の味を左右するため、非常に重要です。

二次加工:荒茶の茶葉の形を整えたり、さらに乾燥させます。この工程で作られるのが仕上げ茶です。

野菜のように、摘んだ茶葉をそのまま包装しているわけではなく、古くから受け継がれてきた方法で私たちが美味しくお茶を飲めるように加工されているんですね。

日本茶の四大産地は先に述べましたが、四大産地以外にも日本では多くの地域でお茶が生産されています。

北から順に産地とお茶の銘柄をご紹介します。

村上茶     ー 新潟県
奥久慈茶    ー 茨城県
狭山茶     ー 埼玉県
白川茶・揖斐茶 ー 岐阜県
月ヶ瀬茶    ー 奈良県
朝宮茶     ー 滋賀県
美作番茶    ー 岡山県
出雲茶     ー 島根県
山口茶     ー 山口県
阿波番茶    ー 徳島県
碁石茶     ー 高知県
八女茶     ー 福岡県
沖縄茶     ー 沖縄県

日本のお茶の産地一覧

 

これを見ていただけると、お茶は寒い地域では栽培することができないことが分かっていただけると思います。

日本では最も北の地域は新潟県となっています。

お茶の栽培に重要となる要素は、光、温度、水です。

そのため、暖かいだけではお茶を栽培することはできません。

水に関しては、年間最低1300mm程度の降水量が必要です。

特に、茶樹がよく生育する4~10月にかけて水を多く必要とします。

そして、2月~4月、梅雨明け後から9月の初めの時期も適度に雨が降るところが望ましいと言われています。

温度については冬の最低気温は-5℃程度、夏は最高気温が40℃以下でなくてはいけません。

-15℃の温度に1時間さらされると葉枯れを起こし、40℃を越えると高温障害が発生してしまいます。

これらの理由から、適した場所が絞られていき、先に述べた産地でお茶が栽培されるようになったのです。

日本茶の種類別の特徴と価格

煎茶 300円~3,000円(100g)

-  日本茶の代表(一般的)とも言われているのが煎茶です。不発酵茶に分類され、新葉(生葉)を摘んですぐに蒸して揉んで作らます。日本で生産されているお茶の約75%が煎茶です。価格帯も幅広く、高級になるほど旨味や香りが良くなると言われています。

深蒸し煎茶 300円~3,000円(100g)

- 煎茶よりも豊富な蒸気を用いて、蒸す時間も2~3倍長くして作られています。煎茶の中でも深蒸し煎茶が日本では最も一般的であり、渋味を抑え、万人受けするようなマイルドな飲みやすい味に仕上げられています。

抹茶 1500円~10,000円(100g)

- 玉露同様、直射日光を避けて育てて作られています。てん茶(蒸した後揉まずに乾燥させたお茶)を茶臼で挽いて、微粉末にします。飲む際はこの微粉末に湯を注ぎ、茶筅で混ぜてから飲みます。

抹茶

玉露 1000円~3,000円(100g)

- 直射日光を避けて栽培されたお茶です。旨みが強く感じられ、苦味も抑えられており、高級茶として有名なお茶でもあります。

蒸し製玉緑茶 300円~3,000円(100g)

- 勾玉のような形からグリ茶とも言われています。煎茶の工程から、茶葉を柔らかくし内部の水分を低下させるために行う工程である粗揉工程を省略。粗揉工程は乾燥した熱風を送り込みながら打圧を加え、揉む工程です。粗揉工程を省くことにより、爽やかな味わいではなく、濃厚な味わいになるのが特徴。

番茶 300円~1,500円(100g)

- 新葉が伸びて硬くなった葉や茎などが原料のお茶です。製法は煎茶と全く同じです。

玄米茶 200円~600円(100g)

- 番茶と製法は同じですが、番茶に炒った玄米を混ぜています。玄米を混ぜることで、香ばしい香りになるのが特徴です。

茎茶(白折)200円~600円(100g)

- 番茶は新葉が伸びて硬くなった葉や茎などが原料ですが、その中でも茎の部分を多く集めて作られています。茎茶独特の香りがあり、好き嫌い分かれやすいお茶かもしれません。

粉茶 150円~600円(100g)

- 販売されているお茶は一次加工、二次加工を経て店頭に並べられますが、二次加工後の仕上げの際に出る粉を集めて作られたお茶です。

ほうじ茶 300円~1,500円(100g)

- 玄米茶同様、独特の香ばしさが特徴のお茶です。番茶や茎茶を強火で炒って作られており、カフェインが少なく、食後に飲むお茶として好んで飲んでいる方が多いです。

釜妙り製玉緑茶(釜抄り茶)300円~1,500円(100g)

- 生葉を蒸さずに鉄製の釜で炒って作られています。香ばしい釜の香りがするのが特徴。主に九州地方の特に佐賀県、長崎県、熊本県・宮崎県で作られています。

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