お茶の雑学

日本茶は、身体にうれしい万能薬だった!正しい飲み方で健康やキレイを手に入れよう。

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日本茶で病気知らず!

世界的なブームを受けて、国内でも日本茶専門店や、日本茶をコンセプトにしたお店が続々オープンしています。

日本茶と言えば健康に良さそうというイメージがあると思いますが、なぜ身体に良いのか知っていますか?

いくら身体に良いものでも、適正量やタイミングが悪ければ、身体に害になってしまうことも。

せっかく飲むなら健康促進につなげていきたいですよね。

そこで今回は、日本茶の効能や副作用についてご紹介します。

日本茶に含まれている成分とは?

その昔、薬として飲まれていた日本茶には、身体にうれしい成分が豊富に含まれています。

実際、日本茶の産地である静岡県は、県民のがんでの死亡率が低く、健康寿命が長いという調査結果が出ています。

これはお茶を飲む習慣が影響している可能性が高く、日本茶の健康効果の高さが伺えいます。

日本茶に含まれる成分は、主にビタミン類、ミネラル類、カフェイン、アミノ酸類、カテキン類、食物繊維で、その中でも健康促進効果の高い成分は、以下の通りになります。

カテキン類

ポリフェノールの一種。

日本茶が渋いと感じるのは、このカテキンが含まれているからです。

抗酸化作用や抗がん作用による病気予防や、血糖値やコレステロール値を下げる肥満予防にも効果があると言われています。

カフェイン

一般的にコーヒーの5分の1程度含まれているカフェイン。

日本茶が苦いのは、カフェインが含まれているからです。

効能としては、眠気覚ましや利尿作用、脂肪燃焼などです。

他にもシミやそばかすに効果があるとも言われています。

日本茶 カフェイン

テアニン

アミノ酸の一種で、お茶のうまみ成分です。

テアニンには副交感神経を高める効能があり、お茶を飲むとリラックスできるのは、このテアニンのおかげです。

他にも睡眠改善や、緊張緩和、血圧の上昇を抑える効能もあります。

ビタミン類

日本茶には、ビタミンBやKなどのビタミン類も含まれます。

特にビタミンCの含有量は、レモンや赤ピーマンよりも高いと言われています。

そのため抗酸化作用による病気予防や、シミそばかす対策などの美容効果が期待できます。

ギャバ

ギャバはアミノ酸の一種で、血圧の上昇を抑えたり、イライラを感じにくくする効果があります。

また代謝を上げるため、ダイエットにも期待できます。

フラボノイド

ポリフェノールの一種ですが、効能としては、抗酸化作用、デトックス、がん予防などです。

ミネラル

カリウムやカルシウム、鉄分や亜鉛など体の組織を作る五大栄養素の一つで、健やかな身体作りには欠かせない栄養素です。

このように、健康や美容、ダイエットに欠かせない栄養素を豊富に含んでいます。

お茶を飲むとどんな効果が得られるの?

このように各成分の効能が相互作用し、日本茶を飲むと健康に良いことがわかると思います。

さらにこれらの栄養素が体に取り入れられると、具体的にはどのような健康効果が得られるかを見ていきましょう。

現在日本茶の健康効果については、国内外で高く注目され、さまざまな効能実証がされています。

その中でも、主要な効果を見ていきましょう。

ダイエット

日本茶には、カテキンやカフェインが含まれているため、体内の余計な油を流してくれる効果があります。

またカフェインは身体の代謝を上げるので、燃焼効果も期待できます。

特に運動前に飲むと、脂肪燃焼効果を高めることができます。

抗がん作用

カテキンやフラボノイドに含まれる、抗酸化作用によって細胞のガン化を抑えたり、がん細胞を自滅させる効果があるんだとか。

日1杯の日本茶を飲む習慣がある人は、ない人に比べて発ガン率が低いという研究結果もあるようです。

他にも、国立がん研究センターによれば、毎日5杯以上緑茶を飲む女性は「胃がん」になる確率が約21%以上低下、毎日5杯以上緑茶を飲む男性では「前立腺がん」になる確率が約11%低下したという研究結果が出たそうです。

食中毒予防

日本茶を飲むとインフルエンザにかかりにくいう話を聞いた事はありませんか?

カテキンの抗菌作用は、病原菌にも効果があります。

食事と緑茶を1杯飲むことによって、食中毒のリスクを抑えることができるのです。

日本茶の飲む

花粉症対策

カテキンには抗アレルギー効果も期待できます。

日本茶を飲むことによって辛い花粉症やハウスダストなどのアレルギーの抑制につながります。

ある研究では、日本茶を習慣的に飲むことによって、アレルギーの種類を問わずアレルギーの不快症状が落ち着いたという結果が出ています。

美肌効果

日本茶には美肌に欠かせないビタミンCが含まれているため、シミやシワ、美白に効果を発揮ます。

また、カテキンの活性酸素の抑制になるため、細胞をいきいきとさせてシワやくすみの防止にもつながります。

便秘解消

快便に必要な食物繊維やカテキン、ビタミンCなどが含まれる日本茶は、便秘に悩む方にもおすすめです。便を柔らかくする作用があるため、便秘の抑制にも効果があります。

認知症予防

日本茶の活性酸素の抑制防止効果によって、脳の神経細胞の欠損も防ぐことができます。

これは記憶力の低下を防ぐことができるので、認知症の予防にもつながるそうです。

血液サラサラ

体の酸化は、血液をドロドロにしてしまう原因にも。

その結果、動脈硬化や脳梗塞のリスクが高まります。

日本茶に含まれるカテキンの抗酸化作用によって、血液のドロドロを抑制します。

肝臓機能向上

体内の栄養を吸収したり、解毒をする機能のある肝臓は、体には欠かせない臓器です。

しかし活性酸素やストレスによってダメージを受けやすい側面もあります。

日本茶の抗酸化作用によって、この活性酸素の生成を抑制することができ、健やかな肝臓を維持できるのです。

日本茶の副作用は大丈夫?

栄養素を豊富に含み、健康効果も実証されていますが、飲み方を間違えると副作用もあるので注意しましょう。

特に気をつけたいのはカフェインで、刺激が強いため空腹時には吐き気やめまい、頭痛を引き起こす可能性があります。

また多量に摂取すると中毒を発症し、最悪の場合死に至ることもあるので、飲み過ぎには気をつけましょう。

その他にもいくつか体に害が出る可能性があるので、その症状を見ていきましょう。

シュウ酸による尿路結石

お茶全般に含まれるシュウ酸は、尿路結石の原因になります。

あまり多量に飲むのはやめておきましょう。

カテキンによる消化不良

カテキンは、食べ物の吸収を抑える効能があり、これがダイエットには有効なのですが、一方で消化不良の原因となる場合があります。

これによって、腹痛や吐き気をもたらす場合があります。

カフェインによる脱水症状

カフェインは、利尿作用があるのでむくみ防止に役立ちます。

しかし水分補給しないと、脱水症状を起こしやすくなるので注意が必要です。

残留農薬の蓄積

農薬は、国が定める安全の基準内で使用されていますが、あまり多量に飲む場合は、体内に蓄積されてしまう場合もあります。

農薬が使われていないものや、安全へのこだわりの強いブランドのものを選びしょう。

このように副作用も確かに存在しますが、主に多量に飲んだ場合に発症するようです。

適量を守ればさほど問題にはなりませんが、飲み方によってはリスクがあることは、頭に留めておきましょう。

効果を高める飲み方とは?

このように飲む量やタイミングを間違えると健康被害のリスクもある日本茶。

どうせなら、栄養素を最大限に摂取て、健康効果を高めたいですよね。

そこで日本茶のおすすめの飲み方をご紹介します。

日本茶と湯呑

お茶の種類

日本茶には、煎茶・玉露茶・ほうじ茶・玄米茶などがありますが、カテキン含有率の高い煎茶や玉露茶がおすすめです。

温度

高温で、お茶を抽出する方が抗酸化物質が多く生成されるようです。

一方、お茶に含まれるリラックス成分であるテアニンは、低い温度の方が成分が抽出されます。

この時、目覚まし効果のあるカフェインはあまり生成されません。

そのため就寝前に飲む場合は、水出しがおすすめです。

抽出時間

日本茶を美味しくいただくための理想的な抽出時間は、煎茶で1分、玉露でも2分程度と言われていますが、抗酸化物質を多く生成するためには、3~5分程度置くのが理想的だそうです。

飲むタイミング

健康のために良いタイミングは、食後に飲むことです。

食後は、消化や吸収によって、体内では活性酸素が多く発生しています。

そのため食後に飲むと、活性酸素による細胞のダメージを抑える事ができるのです。

ダイエット効果を高めたい場合は、運動前がおすすめです。

最適量

理想的な量は、1日湯呑で5杯程度だそうです。カテキンの持続効果は、2~3時間なので、一日の間に何回かに分けて摂取すると良いでしょう。

他にも、カテキンを最大限吸収するために、茶葉をおひたしなどにして食べる方法もおすすめされています。

また牛乳を入れて飲むと、カテキンの吸収率がアップするという結果もあるようです。

おわりに

日本茶には、驚くべきパワーがたくさん。

昔から食後は日本茶で団らんする習慣がありますが、理にかなっていたのですね。

日本人の健康長寿は日本茶に支えられてきた事がよくわかります。

世界にも広がる日本茶ですが、改めて飲む習慣をつけていきたいものです。

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